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ゴアテックスという素材をご存じだろうか?
防水でありながら、湿気を逃がす「防水透湿素材」の中でもその機能が群を抜いて高い素材で、様々なフィールドで使用されている、まさに夢のような素材である。
その特徴は大きく分けて二つに大別される。
一つは高い防水性で、これはどれだけ外部からの水の侵入を防ぐかという機能である。
もうひとつは透湿性。
これは、体内から常に放出される水蒸気をどれだけ外に逃がすかということである。この防水性と透湿性を非常に高い次元で成立させているのが、ゴアテックスの特徴であろう。
しかし、なぜ水を通さないのに湿気は出ていくのか?その秘密は、無数に開いた穴「微細孔」にある。肉眼では見ることの出来ない小さな穴が、水は通さずに水蒸気だけを通すことを可能にしているのである。この微細孔のおかげで、外部からの水の浸入を防ぎ、内部から水蒸気を効率良く逃がすことができるのである。
ゴアテックスファブリックスは、「ゴアテックスメンブレン」というフィルム状の素材で、通常は生地の表地と裏地の間に挟まれているので、素材自体を眼にすることはないだろうと思う。2層構造のshellの場合は、裏地に直接「ゴアテックスメンブレン」をラミネートする。
さて、このゴアテックス素材。
その素材の核となる部分は、天然鉱石であることはあまり知られていない。
ゴアテックスメンブレンは、ほたる石(フローライト)と呼ばれる鉱物が主原料になっている。
ほたる石に含まれる成分を加工し、引き伸ばしてフィルム状にしたものである。
このほたる石。
古くからその性質を利用し、製鉄などにおいて融剤として用いられてきた。現在では望遠鏡やカメラ用レンズのような高級光学レンズ材として用いられたり、フッ素の貯蔵に用いられることもある。
ちなみに、よく目にするゴアテックスファブリック自体は全体の4割程度で、残りは燃料電池や人工血管、大気汚染防止フィルターなど様々な分野で活用されている。実に多才な素材である。
そしてドアーズにも、そんなゴアテックス素材の中でも、ゴアテックスパックライトを使用した「golite ファンタズムジャケット」が入荷している。個人的には、デザイン的にピットベンチは残して欲しかったが、全体的にシンプルで使い易いアイテムとなっている。とにかく280グラムという軽さを実現した超軽量ソフトシェルジャケットなので、これからのシーズン、日帰りのアウトドアには最適なのではないだろうか?

















