もくじ 閉じる

  • 野外フェスの魅力は何ですか? 
  • 野外フェスの魅力は何ですか? 

アーバンリサーチ ドアーズが主催する野外フェス「Tiny Garden Festival」。"小さな庭先で繰り広げられるガーデンパーティー"をコンセプトに始まったこのフェスも、今年で5回目を迎えました。会場は群馬県の嬬恋村にある無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場。お天気にも恵まれた会場では、音楽、クラフト、アート、映画、スポーツ、食といった衣食住遊にまつわる様々な催し物が行われ、来場したお客様達もそれぞれに楽しい時間を過ごされていました。

初出演で、『ばらの花』『男の子女の子』などの代表曲から新曲まで、ソロのアコースティックセットで披露して下さった岸田繁(くるり)さんと、「Tiny Garden Festival」には4回目の出演で、今年も安定のライブパフォーマンスで会場を盛り上げてくださったNabowaさんへのインタビューを通じて、野外フェスの魅力に迫ります。

岸田繁(ミュージシャン)

—これまでに様々なフェスに出演され、ご自身でもフェス(京都音楽博覧会)を開催されていらっしゃいますが、岸田さんが考える野外フェスの魅力は何でしょうか?
岸田:野外で音楽をやる独特の気持ち良さがあり、高揚感とはまた違う雰囲気があります。特にいい天気の中でできると嬉しいですね。
—ライブハウスで演奏するのとは違いますか?
岸田:そうですね。ライブハウスやホールでやるのも好きですが、フェスでは不特定多数のアーティストが演奏します。僕たちの曲を知らない人たちの前でどういう演奏をするか、毎回考えますね。でも、最近はやりたいことを楽しくやるようにしています。
—京都音博は、どのようなきっかけで始まったのでしょうか。
岸田:フェスの数も増えてきた時期で、自分たちだからできることをやろうと思い、始めました。運営もですが、ブッキングも自分たちが好きな人たちを呼んで、見たことのない組み合わせにしてみたり。当初は一年だけと思っていたのですが、お客さんから来年もやってほしいという声を頂き、じゃあ来年もやろうという感じで、それが続いて現在もやらせて頂いています。

—続けていく中で意識していることはありますか?
岸田:長く続けていると更新していかないといけない。でも、新しいことをいたずらにやればいいかというとそれも違うし、惰性でだらだらとやっても先細りする。なので、そもそも何のためにやりたいかというところに立ち返りながら、やらせてもらっています。
—話は変わりますが、発酵食品が好きだとお聞きしました。
岸田:地元の京都にあるブランドの納豆が好きです。あとは、チーズとかTHE発酵食品のものですかね。味噌とかも全般が好きなわけじゃないけど、異様に自分にウマが合う種類があるんですよ。ワインも全然知らないし、そんなにお酒に詳しい訳じゃないけど、確実にアタッチしてくるやつがあります。

—ハードなものも好きですか?
岸田:その傾向はありますね。世界の三大臭いものってあるじゃないですか。海外に行ったときにはみんなでそれを体験してみたりします。鮒寿司も好きです。お魚はお造りで食べるのも好きですけど、昆布でしめたり、一仕事入ってるものはいいですね。

—発酵食品のどういったところが好きなのでしょうか。
岸田:長持ちするものが多いので、ツアーで家にいない生活が続いていたときには重宝しました。あと、ご飯にちょっと乗せるだけで何杯も食べられるし、お酒も飲める。発酵食品って偶発的にできたものもあると思うんですよ、ただ腐っただけで、それを食べてみたらうまかったとか。それこそチーズや納豆なんてそういうものだと思いますけど。そういう成り立ちがかわいいのと、発酵食品が持っているブランド力ですかね。この年代のこの地域のこういう成り立ちのヴィンテージ古着が好きな人っているじゃないですか。そういうのと同じかもしれないです。
—ファッションに関する質問です。洋服を買うときに、つい選んでしまうものはありますか?
岸田:今日も青いですけど、青系の服ばかり選んでしまうんですよ。あと、素材はできるだけチクチクしないものを選ぶようにしています。割と寒暖の差に鈍感な体質なので、年がら年中Tシャツでいてしまうこともあります。Tシャツが好きで、衣装できたものをそのまま普段も着ることもありますが、変わったデザインのものが好きなので、たまに古着屋に行って探すのは楽しいですね。

—アーバンリサーチ ドアーズの大きなテーマのひとつに、"心地よい生活"というキーワードがありますが、岸田さんにとって"心地よい生活"とはどんなものですか?
岸田:一番はストレスをためないことです。ストレスはやっぱり発生しますし、できるだけたまらないようにしたい。なかなかできないんですけどね、なまけものなので(笑)。ライフスタイルに関しては、特に選り好みはないです。別にコンビニのものだろうが、高いものだろうが変わらないですね。ものごとに深く執着してこだわるよりは、シンプルなのがいいと思っています。でも、人からいただいたものってすごく思い入れがあったりしますよね。そのときは意味がわからなくても後からわかったり。まぁそれは理想の話で、実際はロック人間なのでめちゃくちゃですよ(笑)。
岸田 繁(くるり)
1976年4月27日京都府生まれ。ロックバンド「くるり」のシンガー/ギタリスト/作曲家。98年のデビュー以降、コンスタントに作品を発表し続け、映画のサントラ制作、CMやアーティストへの楽曲提供も行う。2016年4月より京都精華大学の客員教員に就任。
岸田 繁(くるり)
1976年4月27日京都府生まれ。ロックバンド「くるり」のシンガー/ギタリスト/作曲家。98年のデビュー以降、コンスタントに作品を発表し続け、映画のサントラ制作、CMやアーティストへの楽曲提供も行う。2016年4月より京都精華大学の客員教員に就任。
プロフィール

Nabowa

Nabowa

ーNabowaのみなさんは「Tiny Garden Festival」に第1回目から参加されていると思います。参加し続けている中で、どのような変化を感じますか?
Nabowa:毎回お客さんが増えていますよね。あと徐々に天気が良くなっている(笑)。毎年雨で2回目は特にすごかったです。当時は開催時期も9月末だったので、かなり寒かったのを覚えています。
—内容に関してはいかがでしょうか?
Nabowa:回を重ねるごとにバージョンアップされている印象で、いつもすごく考えて工夫されていますね。僕らが以前アーバンリサーチ ドアーズのお店でライブをしたときも、前日にステージ設置リハーサルをしていて、さすがだと思いました。

ドアーズ:社員からアルバイトまで、みんなテンションが上がっているので、自主的に動いてくれます。

Nabowa:いつも丁寧ですよね。

—いろんなフェスにも出られていると思いますが、他のフェスとの違いはどこにありますか?
Nabowa:ちびっ子から大人まで楽しめて、ワークショップがあったり、それぞれが程よい距離で、会場のロケーションも少し都心から離れた場所で、すべてが程よい感じと思います。あと、音楽がさりげなくあって、踊っている人もいれば、その横で寝ている人もいて、子供は子供で聞きながら遊んでいる。すごく自然体な感じでお客さんが楽しんでいます。

ドアーズ:大人も子供も楽しめるという感覚は、チーム全員で意識しています。例えば、キッズスペースを作ったり、お子様が来やすいよう工夫にすることもセットで考えています。

Nabowa:子供がいる方はなかなか音楽フェスに行けないけど、このフェスには子供を連れて行ける。ここならではの魅力ですよね。





—出演後、すぐに台湾のフェスに行かれるとのことですが、台湾のフェスやライブ会場の雰囲気はどんな感じですか?
Nabowa:今回は台湾でCDを出しているレーベルが主催のフェスに参加します。台湾のフェスに出るのは今回初めてなのですが、ライブはよくやっていて、お客さんの反応はあたたかいですね。すごく反応がよくて、拍手も大きいです。向こうの人からすれば、僕らは外国人ですからね。日本でも、外タレさんのライブに行くと、似たような感じだと思います。

ドアーズ:弊社の台湾チームの現地スタッフからもNabowaさんのお話を聞くことがあり、Nabowaさんの話が共通言語となって、国を超えて共感できているのがすごく嬉しいです。

Nabowa (ナボワ)
4人組インストゥルメンタル・バンド。現在までに5枚のオリジナル・アルバムをリリース。結成10年を迎えた2014年、過去の楽曲を再構築した『Nabowa Meets Carlos Niño & Friends』には、Carlos Niño、Miguel Atwood-Ferguson、Dexter Story、Kamasi WashingtonというLA周辺の実力派ミュージシャンが多数参加。2017年8月23日には、3年2ヶ月ぶりのオリジナル・アルバム『DRAWINGS[CD+DVD]』をリリース。大規模な全国ツアーも行われる。現在までに『FUJI ROCK FESTIVAL』をはじめ、フェスに多数出演しているほか、台湾の3都市(台中、高雄、台北)を巡るツアーを行うなど海外での活動も精力的に広げている。メンバー:川上優(drums/piano)、山本啓(violin)、堀川達(bass)、景山奏(guitar)  http://www.nabowa.com



Nabowa (ナボワ)
4人組インストゥルメンタル・バンド。現在までに5枚のオリジナル・アルバムをリリース。結成10年を迎えた2014年、過去の楽曲を再構築した『Nabowa Meets Carlos Niño & Friends』には、Carlos Niño、Miguel Atwood-Ferguson、Dexter Story、Kamasi WashingtonというLA周辺の実力派ミュージシャンが多数参加。2017年8月23日には、3年2ヶ月ぶりのオリジナル・アルバム『DRAWINGS[CD+DVD]』をリリース。大規模な全国ツアーも行われる。現在までに『FUJI ROCK FESTIVAL』をはじめ、フェスに多数出演しているほか、台湾の3都市(台中、高雄、台北)を巡るツアーを行うなど海外での活動も精力的に広げている。メンバー:川上優(drums/piano)、山本啓(violin)、堀川達(bass)、景山奏(guitar)  http://www.nabowa.com
プロフィール
文:大神崇 写真:三田村亮