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  • 自分に合った家具は、どうやって選べばいいですか? 
  • 自分に合った家具は、どうやって選べばいいですか? 

お気に入りの家具に囲まれて暮らしていると、気持ちが豊かになりますよね。買い換えにくいものだからこそ、家具は飽きのこないデザインで、耐久性のあるものを選びたい。そう考える人も多いのではないでしょうか? アーバリサーチドアーズのオリジナル家具ライン「Bothy」は、そんな思いに応えてくれる優れもの。どんなこだわりがドアーズの家具作りに込められているのか、企画担当の喜多さんに話を聞いてみましょう。

喜多泰之(ドアーズ・ブランド販促)

喜多泰之
(ドアーズ・ブランド販促)

—ドアーズで家具を作り始めたきっかけを教えてください。
喜多:アーバンリサーチドアーズでは、服だけでなくライフスタイルに関わる様々な商品を取り扱っています。オリジナルの家具ラインを始める以前から、カリモク60やマルニ60といった家具ブランドを取り扱ってきました。ありがたいことに多くのお客様にご支持頂き、店舗数が増え、ブラント規模が大きくなっていく過程で、服や食品の次はインテリアの領域でも、ドアーズ発信の商品をお届けしたいという思いが次第に生まれてきました。こうして、2015年に「Bothy」をスタートしました。
—「Bothy」のコンセプトについて教えてください。
喜多:Tiny Garden Festivalの企画・運営や、商品の買い付けをしているアウトドアブランドさんとの繋がりを通して、ドアーズでは、本格的なクライミングやトレッキングだけでなく、より気軽に"外で遊ぶ"ことをライフスタイルに取り入れようとしてきました。家具のデザインにも、そんなアウトドアの要素を取り入れています。「Bothy」とは、英語で「山小屋」という意味です。「Bothy(ボシー)」という言葉はスコットランド北東部の方言らしく、どこか可愛らしい響きがあり、男性だけでなく、女性にも親しみやすいだろうということで、この名前に決まりました。
—商品のラインナップを教えてください。
喜多:ダイニングテーブル、ダイニングチェア、ベンチから成るダイニングシリーズと、ソファ、オットマン、リビングテーブルから成るソファシリーズを展開しています。

—シーズンごとに商品も変わるのでしょうか?
喜多:現在は、先ほどお伝えした2シリーズを継続的に展開しています。そうすることで、お客様にも"定番"として認知して頂けたらなと。また、"定番"という考え方はデザインにも貫かれていて、トレンドを追うというよりは、タイムレスであることに重きを置いています。今後も自分たちのペースで商品ラインナップを増やしていきながら、新しい"定番"をお届けしたいと思っております。
—どのような素材を使われていますか?
喜多:北米産のオーク材(ナラ材)を使っています。オークの木は、100年〜200年かけて成木になります。長い時間をかけて成長した木を切ると、その断面に節がどうしても出てしまいます。通常、個体差を嫌う量販品メーカーは、節の無い木材のみを使用することが多いそうです。しかし、節のない綺麗な材は一本の木から僅かしか取れません。
そこで「Bothy」では、環境に配慮し、一本一本の木を無駄なく使うために、意識的に節のある木材を使用しています。本来なら嫌厭されてしまう節を"個性"と捉えて、その素材としての表情がデザインに活きるように工夫しています。お客様にも、世に二つとない個性的な表情の家具との一期一会を楽しんで頂いております。
—経年変化も自然素材を使用した家具ならではの楽しみですよね?
喜多:「Bothy」の家具は無垢材をメインに使用しており、仕上げも木の呼吸を損なわないように、少量のポリウレタン塗装のみとしています。木は生きているので、湿度によって伸び縮みしたり、曲がったりすることがあります。その過程で、「クラック」と呼ばれる割れが表面に生じることがあります。以前、お届け時からクラックが入ってしまっていた商品がありましたが、交換しないで使いたいとおっしゃるお客様がいらっしゃいました。理由を聞くと、クラックや節も含めた無垢材特有の表情が気に入ったからとのこと。「Bothy」の家具に対する考え方が、こうしてお客様にも伝わっていることを知ると嬉しくなりますね。

—喜多さん自身も、ご自宅で使われているのだとか?
喜多:はい。このダイニングシリーズ一式を使い始めてからもう1年半くらいになります。近々ソファも届く予定です。

—実際に使ってみて、いかがですか?
喜多:いい感じに風合いが出てきて、愛着が湧いてきました。中でも、背中に負担がかかりにくいように、背もたれにキャンバス地を使用した「Cloth Chair」は、家族の間でも好評です。うちには、妻と1歳9ヶ月になる娘がいるのですが、最近は娘も自分で椅子に登って座るようになりました。企画の際には必ず女性へのヒアリングを行なっているので、それが活きているのかもしれませんね。
—普段、何を家具選びの基準にしていますか?
喜多:シンプルなデザインとストーリー性、あとは相性というか、自分の生活の中で長く使っていくことを想像出来るか出来ないかですね。ジャンルでいえば、モダンさを感じさせてくれる北欧家具が個人的には好きです。
—どんな方に使って頂きたいですか?
喜多:勿論、色々な方に使って頂きたいのですが、特に自分と同じようなバックグラウンドを持った人達に使ってみて欲しいです。若い頃にファッションが好きで、それにばかりお金を使っていた自分も、結婚や出産を経験して以来、家族のためにお金を使い始めました。いざ家具を探し始めて、デザイン性と価格のバランスが取れた商品というのは、案外少ないのだと気付きました。高価なヴィンテージ家具やデザイナーズ家具は手が届かないけれど、個性を出しづらい安価なものはちょっと… そんな自分自身の家具探しの経験も活かしながら、「Bothy」ではこだわりがあって、かつ手に取りやすい価格のものを提供しようと心掛けています。
—「Bothy」の購入を検討している方にアドバイスや、また購入してから家具を長く使うためのコツを教えてもらえますか?
喜多:僕自身は、家具というのは、ずっと完璧な状態に保っておくより、ガンガン使って、味を出していった方が美しいと思うのです。前述の通り、「Bothy」の家具はごく薄いウレタン塗装しかしていないので、使っていく中で塗装面が欠けたり、木自体がクラックしたりする場合がありますが、僕自身は、それも自然素材の魅力だと思っています。もし傷が気になる方は、傷をヤスリでキレイに削ってから、その上から修正材を塗って薄い膜を張ると、家具本来の表情を損なわずに、長く使って頂けると思います。
—「Bothy」の今後の展開を教えてください。
喜多:現在、来春発表を目指してラグとシェルフの企画を進めています。また、最近では、「Bothy」を使ったインテリアコーディネートの依頼も数多く頂くようになり、将来的には、ドアーズの洋服を愛用してくださっている方々へ向けて、住空間まるごとご提案できるようになればと意気込んでいます。
文:大神崇 写真:小池アイ子
文:大神崇 写真:小池アイ子

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