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  • 自分らしい着こなしを、どうやって見つけますか? 
  • 自分らしい着こなしを、どうやって見つけますか? 

「ファッションを見れば、ひととなりが分かる」とは大袈裟ですが、着こなしや身だしなみには、その人の美意識やこだわりが自然と表れるもの。 「自分らしさ」を見つけることが、どうやらファッションを自然体で楽しむためのコツのようです。

クリエイティブディレクターの服部滋樹さん、音楽家/プランニング・ディレクターの坂口修一郎さん、 そしてアーティスト/俳優の小木戸利光さんに、それぞれの着こなしのこだわりを伺いました。

服部滋樹(クリエイティブディレクター)

服部滋樹
(クリエイティブディレクター)

着用アイテム
URBAN RESEARCH DOORS / HAMILTON WOOL BIG CREW NECK KNIT
9,720JPY
着用アイテム
URBAN RESEARCH DOORS / HAMILTON WOOL BIG CREW NECK KNIT
9,720JPY

ーどんなアイテムを普段よく着ていますか?
服部:セーターが多いですね。母親が編み物を好きだったので、昔からよく着ていました。 中学生になって、ファッションを意識するようになってからは、80年代当時流行っていたローゲージのオーバサイズのセーターを、古着で買って着たりしていました。

ーどんなタイプのセーターが好みですか?
服部:色はネイビーで、編みは粗め、サイズ感は自分の体型にジャストフィットするタイプのものが好きです。 いわゆる、フィッシャーマンズセーターが着ていて一番しっくりきますね。

ーどんなアイテムと合わせて着ますか?
服部:一番多いのはシャツです。最近はスタンドカラーシャツと合わせて着ています。 シャツと合わせた、キチンとしたスタイルも好きですが、もう一方で、お爺ちゃんのように、編みがほつれたセーターを ラフに羽織るようなスタイルにも憧れています。ぼろぼろになるまで、ずっと愛着を持って着続けられるようなセーターに出会いたいですね。
ーセーターの手入れはされていますか?
服部:衣替えの時期にクリーニングに出す以外は、家の洗濯機で自分で洗っています。 また、定期的に剃刀を使って毛玉を取るようにしています。そういう地味な作業も嫌いじゃないんですよ(笑)。

ー今日着用頂いてる、ドアーズのセーターはいかがですか?
服部:デザインされ過ぎてない感じが好きです。着ているうちに、だんだん欲しくなってきました (笑)。

ーセーターの着こなしで、特に何にこだわっていますか?
服部:ルーズフィットでもタイトフィットでも、いつも袖をめくって着ています。 めくったまま着ていると、だんだん袖が伸びていってしまいますが、それよりも、袖周りがもたついて見えるのが許せないんです。 七分丈のものは、袖をめくらずに着れるので重宝してますね。
—ワードローブの中で、特に大切にされているアイテムは何ですか?
服部:A.P.C. SURPLUSがパリにオープンした時に、デザイナーのジャン・トゥイトゥ本人から買ったタートルネックセーターです。 かれこれ20年くらい着ていますね。こんなにも長く着ていると、毛糸の毛羽立ちすらも無くなって、滑らかになっていくばかりです(笑)。 とうとう肘にも穴が開きましたが、革の肘当てをして、これからもずっと着続けようと意気込んでいます。 洋服と共に年を重ねていくのって、とても素敵なことだと思うのです。
服部滋樹
graf 代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。1970 年生まれ、大阪府出身。 美大で彫刻を学んだ後、インテリアショップ、デザイン会社勤務を経て、1998 年にインテリアショップで出会った友人たちとgrafを立ち上げる。 grafでは代表を務めるほか、建築、インテリアなど、空間に関わるデザインと プロジェクトのコンセプトプランニングを行う。京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科教授。

坂口修一郎(音楽家/プランニング・ディレクター)

坂口修一郎
(音楽家/プランニング・ディレクター)

着用アイテム
URBAN RESEARCH DOORS / MELTON CHESTERFIELD CORT
19,440JPY
着用アイテム
URBAN RESEARCH DOORS / MELTON CHESTERFIELD CORT
19,440JPY

ーコートは普段からよく着ますか?
坂口:冬場の本格的なアウターとしては勿論、羽織りものとしてオールシーズン着ています。チェスター コート、モッズコート、ステンカラーコート、レインコートなど、主にミディアム丈・ロング丈のコート を愛用しています。T シャツの上から羽織るだけで様になるから、便利ですよね。

ーどんなアイテムと合わせて着ますか?
坂口:あまりシャツは着ないので、T シャツやセーターの上から羽織ることが多いですね。
ー坂口さんといえば、ダークトーンの洋服を着ている印象があります。
坂口:そうですね(笑)。季節を問わず、基本的に紺色のアイテムばかり着ています。というのも、何を着るか考えるのがだんだん億劫に感じるようになってきて、色を絞ることでコーディネートを考える時間を節約しているんです。靴もずっと同じものを買い換えながら履いていますし、Tシャツやセーターも型違いのアイテムを同色で揃えることが多いです。

ー何がきっかけで、同色コーデのスタイルに変わったのですか?
坂口:若い頃はアパレルにいたので、あれこれ色々な洋服を着ていたのですが、40歳を過ぎて洋服に悩む 時間が惜しいと思うようになりました。東京で月の半分を過ごし、それ以外の時間は地方を巡る、そんなライフスタイルの変化と共に、ファッションに対する考え方も変わりました。まだ、彼ほど振り切れませんが、理想はスティーブ・ジョブズのように、自分のユニフォームと呼べるような着こなしを確立したいですよね(笑)。
ー今日は、ドアーズのメルトン素材のチェスターコートを着て頂いてます。
坂口:チェスターコートって、素材によっては重いじゃないですか? このコートは軽いから、着ていて 疲れなさそうですね。

ドアーズ:チェスターコートはドアーズの冬の定番商品なんですが、毎年アップデートを重ねて、今年はかなり軽量化出来ました。 また、このコートで使っている素材は、起毛していて防寒性が高く、かつ毛玉が出来にくいという優れものです。

ーコートを選ぶ時のこだわりは何ですか?
坂口:軽さにはこだわりますね。ウールでもメルトンでもとにかく軽いものが好きです。 昔は、重い軍物 のコートも着ていましたが、今は、防水・防寒をしっかりしてくれる快適性に優れたコートを選ぶようにしています。
坂口修一郎
音楽家/プランニング・ディレクター。Double Famous / BAGN Inc.代表。1971年鹿児島生まれ。1993年無国籍楽団ダブルフェイマスを結成。音楽活動の一方2004年代官山UNITの設立に参加。2010年より鹿児島でクロスカルチャーな野外イベントGOOD NEIGHBORS JAMBOREEを主宰している。東日本大震災後には緊急支援で来日したジェーン・バーキンのサポートバンドをオーガナイズしワールドツアーに同行した。現在はディレクションカンパニーBAGN Inc.(BE A GOOD NEIGHBOR)代表を務め、ジャンルを越境/横断しながら多数のプロジェクト手がけている。著作として「ぼくらの岡山案内」(岡本仁と共著)がある。

小木戸利光(アーティスト/俳優)

小木戸利光(アーティスト/俳優)

着用アイテム
NANGA X URBAN RESEARCH DOORS / AURORA
29,160JPY
URBAN RESEARCH DOORS / KNIT FLEECE PANTS
9,180JPY
着用アイテム
NANGA X URBAN RESEARCH DOORS / AURORA
29,160JPY
URBAN RESEARCH DOORS / KNIT FLEECE PANTS
9,180JPY

ーどんなシーンでダウンジャケットを着ることが多いですか?
小木戸:ダウンジャケットは軽量で動きやすく、一枚羽織るだけでとても暖かいので、冬場の散歩の時に 重宝しています。 僕は毎朝、ヨガをしたり、近所の公園を散歩したりしていますが、よくダウンジャケットを羽織って出掛けています

ー朝は何時頃に起床されますか?
小木戸: 仕事のスケジュールによりますが、いつも早起きです。23時前後に寝て、6時には起きています。 朝起きてすぐにヨガをして、そのあとに朝食をとります。朝食のメニューや量は、身体の調子に合わせて調整します。

ーヨガを始めたきっかけは何ですか?
小木戸:演劇とパフォーマンスを学ぶために、イギリスに2年間留学をしていたのですが、 その時の授業でヨガに出会いました。ヨガを通して、心や身体の捉え方が大きく変わり、それ以降も日課として続けるようになりました。 僕は自分の心身を通して表現をするという仕事をしていますので、普段から身体の調子には細やかに気を配りながら過ごしています。

ー洋服はどのように選んでいますか?
小木戸:直感です。結果的には、作り手の生き方や思いが伝わってくるような服を選んでいると思います。 手にとってみて身につけたいと心から思うもの、そんな感覚をとても大切にしています。

ー洋服は、小木戸さんの演技やパフォーマンスに影響しますか?
小木戸:どんなものを選んで、身につけるかによって、たとえば、薄着なのか、暖かい服装なのか、動きやすいものか、フォーマルなものかなどによって、 その日の気持ちも、実際の身体の可動域も調子も大きく変わってきますよね。演技やパフォーマンスでは、身体がしっかり温まっている時の方が、 集中力が高く、クリエイティヴな状態でいられます。 ですから、本番前は、身体が冷えないように心掛けていて、足元もレッグウォーマーなどで温めています。本番前には、よく温泉に入ります。
ーダウンジャケットの手入れはされていますか?
小木戸:冬の期間は、晴れた日に日干しをするようにしています。また、衣替えのタイミングではクリーニングにも出しています。

ドアーズ:ダウンジャケットはハンガーにかけていないと、中のフェザーが片寄って、着心地が悪くなります。 なので、ハンガーに掛けて、日の当たる通気の良い場所で干し、その後は湿気の無い場所で保管するのが長く着るためのコツですね。 最近は、家庭用洗濯機で洗えるウォッシャブルタイプのダウンジャケ ットも出ていますが、 羽毛を使ったダウンジャケットはクリーニングに出した方が、仕上りが安心です。

ー今日着用頂いてる、ドアーズのダウンジャケットの着心地はいかがですか?
小木戸:着たままランニングが出来そうなくらい軽いですね。 スポーツウェアを着ているかのようです。動きやすいので、運動をする人とか、自転車で通勤や子どもの送り迎えをする人とか、 それからデザインも洗練されていますので、もちろん買い物など出掛ける時にも着用できますよね。 日常生活の様々なシーンで活躍してくれそうです。
小木戸利光
イギリス・ノーザンブリア大学にて演劇・パフォーマンスを専攻。俳優としてドラマ、映画、舞台、ドキュメンタリー番組に出演。 音楽、パフォーマンス、執筆による創作を行う。 主な出演作に、NHK「あんとき、」(主演)、緒方貴臣監督映画「飢えたライオン」(第30回東京国際映画祭上演作品)、 瀬々敬久監督映画「菊とギロチン」(2018年公開)、若松孝二監督映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が、 著書に、エッセイ集「表現と息をしている」(而立書房)がある。

http://novemberagency.com/member/toshimitsu-kokido/
文:大神崇 写真:三田村亮(服部)、小池アイ子(坂口、小木戸)

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