NEWS

  • TOP
  • NEWS
  • Column
  • よりみち、読書のすすめ
    「本は読めないものだから心配するな」

2014.07.07

よりみち、読書のすすめ
「本は読めないものだから心配するな」

よりみち、読書のすすめ<br /> 「本は読めないものだから心配するな」

本は読めないものだから心配するな
  • 本は読めないものだから心配するな
  • 著者: 管啓次郎
  • 出版社: 左右社
  • ISBN-10: 4903500594
  • ISBN-13: 978-4903500591
本は読めないものってどういうこと?

社会の秩序に縛られていると、ふと、自分を忘れて何処かに行きたくなる時がある。

誰もいない浜辺とか、大好きな絵が飾られた美術館とか。
海を渡って異国の地へ行くのもいいなと思う。

だけどそんなに簡単に秩序からは逃れられない。
そんな時、私は決まって本を手に取り、こっそりと思想の旅に出る。

今回紹介するのは、『本は読めないものだから心配するな』という一冊。
タイトルもとてもお気に入り。

管啓次郎の書く本は、批評書のジャンルに入る。
文学、民俗学、詩や映画、宗教など、あらゆる分野の話を「本」という一つのキーワードを頼りに語って語って語り尽くす。

紀行文ではないのに、読み終えるとなぜか、長い長い旅をしてきたかの様に、心地よい疲労感に包まれる。

だから私は、どこか遠くへ行きたくなった時、必ずこの本のページをめくる。

彼は言う
「本に「冊」という単位はない。」
と。

いつまでも思想の旅は終わらない。本を読み終えることがないのと同じなのだ…。

「本は読めないものだから心配するな」
味わい深い言葉だと思う。

本コラム プロフィール画像
URBAN RESEARCH DOORS なんばパークス店 浦井
DOORS なんばパークス店スタッフの浦井です。
本が好きだといい続け、この度コラムを書かせて頂くことになりました。
世の中はネット社会で、タブレット一つあれば沢山の本を手に入れることもできますが、私がおすすめしたいのは、手に触れて、肌に馴染むような味のある本です。
あまり難しく考えず、あ、これいいな、と思ったものをつれづれと書いていこうと思います。
どうぞ宜しくお願いします。

タグ:

page top