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2014.08.08

よりみち、読書のすすめ
「南の話」

よりみち、読書のすすめ<br />「南の話」

南の話 青山南
  • 南の話
  • 著者: 青山南
  • 出版社: 毎日新聞社
  • ISBN-10: 4620314986
  • ISBN-13: 978-4620314983
作品から作品へ、繋がる新しい扉

一昨年であったか、『オン・ザ・ロード』という映画が公開された。
ジャック・ケルアック原作のこの映画は、アメリカを自由に放浪する若者を描いた、50年代を思い起こす一作であった。
その映画の翻訳を担当していたのが、今回紹介する本の作者、青山南である。

「翻訳家」というのは、何となく日の当たらない職業の様な気がしていた。
なぜなら、私たちが彼らに求めるのは、作者の言葉であって、翻訳者の言葉ではないからだ。
しかし、このエッセイと出会ってから、その印象はがらりと変わった。
驚いたことに、常日頃言葉と向き合っている彼らの日本語は、私たちが知っている日本語の何倍も魅力的だったのだ。

特にこのエッセイは、彼の大好きなアメリカ南部の話しかしていない。
きっと、彼の愛が並々と注がれた一冊なのだろう。
面白くない訳がない。
確かに南部というと、領土争いや移民によって、多様な文学作品が多い印象がある。
彼がのめり込んだ気持ちを味わいながら、一緒に巡るように読むのがいいと思う。

そういえば、アメリカのバンドTHE DOORSは、『オン・ザ・ロード』に影響を受けて結成されたらしい。

DOORS、馴染みのある言葉である。

本コラム プロフィール画像
URBAN RESEARCH DOORS なんばパークス店 浦井
DOORS なんばパークス店スタッフの浦井です。
本が好きだといい続け、この度コラムを書かせて頂くことになりました。
世の中はネット社会で、タブレット一つあれば沢山の本を手に入れることもできますが、私がおすすめしたいのは、手に触れて、肌に馴染むような味のある本です。
あまり難しく考えず、あ、これいいな、と思ったものをつれづれと書いていこうと思います。
どうぞ宜しくお願いします。

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