「わたしをつくる二冊」

みなさまあけましておめでとうございます。
今年もアーバンリサーチドアーズを宜しくお願い致します。

新年1発目は今までのわたしをつくってくれた2冊をご紹介します。 人生の中でこの文章を書いている方々に出会えてよかったなと思う本です。

まず最新号24号を発売したスペクテイター。
学生の頃からずーっと読んでいます。旅、自然、繋がり、生きていくこと、楽しむこと、現実。
スペクテイター編集部のみなさんを筆頭に様々なライターさんのリアルな感情、文章にいつも心突き動かされるのです。 年に2回しか発売されないのですが、その内容は濃く、文字のもつ力に圧倒されます。

そして大好きな西村佳哲さんの新刊。
発売を記念して昨年12月9日にDOORS DININGにて「働くことを、生きていることと」というトークイベントを開催しました。 西村佳哲さんとサウンドアーティスト鈴木昭男さんを招いてのトークとライブ。 大好きなお二人の空気感、奏でられた心地いい音。本当に幸せな時間でした。 そんな西村さんの文章があってこそ、今のわたしがあるといっていいくらいたくさんのものをもらいました。

以上の2冊。最終的には自分がどう読み砕くかなのだと思うのですが、ストレートに心に響く文章を発信してくださってることに感謝しています。

「言葉のもつ力」

  • 「スペクテイター〈24号〉」
  • エディトリアル・デパートメント (編集)
  • 単行本 / 出版社: 幻冬舎 (2011/11/22)
  • 税込1,000円(税込)

24号の特集はこれからの日本について語ろう。
2011年3月11日地震、津波、そして起こった原発事故のおかげで、私たちの日常は大きく変わりました。これから何を大事にして、どんな心で世界を見つめ、どこへ向かって進んでいくべきか。もはや信頼が置けなくなった政府やマスコミに頼らず、自分たちの言葉を重ねながら理想の地点へ向かうことがその始まりだという思いを込めて編集された特集。新しい世界を描くことができるのは新しい言葉だと青野編集長は語ります。

大野更紗・菅原文太・藤原辰史・高城剛・正木高志・原田美佳子の6名と言葉を交わしたロングインタビューです。 様々なジャンルの皆さんの言葉。色んな考えがあるけれど、自分はどういう選択をしていくのか、正解も不正解もないような気もします。

ただ一人ひとりの意識が変わり、これから生まれてくる子どもたちや世界、自然に何ができるのかをもっと考えていきたい。 大きなことはできないけれど、言葉を発信し続け、コミュニケーションし続けるということはとても重要なことだと改めて感じました。

「やるかやらないか」

  • 「わたしのはたらき」
  • 西村 佳哲 (著),nakaban (イラスト), with 奈良県立図書情報館 (その他)
  • 単行本: 256ページ / 出版社:弘文堂 (2011/11/30)
  • 1,890円(税込)

2011年1月全国から数百名の人々奈良県立図書情報館に集まり開催されたフォーラム「自分の仕事を考える3日間」の第3回目をまとめた1冊。 「自分の仕事を考える3日間I」「みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?」に続く最終巻。 私はこのフォーラムの2日目参加し、鈴木昭男さんと中村好文さん山本ふみこさんのお話を聞きました。

ゲストの方と西村さんの一方的な話ではなく、「今の話をどう聞いたか」集まったみなさんと一緒に話し、考えるという全員参加型のフォーラム。 このとき鈴木昭男さんの話と演奏に私は心奪われ、西村さんからの嬉しいお話をいただき年末にイベントをDOORSで開催できることに。 昭男さんの話は私の中で一番印象的で、こんな生き方をしてきた人がいるんだという驚きと、でも話されている姿が素のままで自分の役割をまっすぐ突き通しているところにとても惹かれました。

それぞれのゲストの方の言葉の端々に「そう」という思える気持ちがたくさんありました。最後の西村さんのあとがきからも温かい場所をつくれる大事さ、何事もまっすぐに自分なりに突き進んでいきたいと強く思えて、何度も読み返しています。

「生きていく上で大切なこと」 「わたしをつくる二冊

上林絵里奈(南船場店)
1年早かったなぁと毎年感じますが、振り返ると色んなことがあるんですけれど、たくさんの人と出会うことができて刺激的な1年だったなと年を重ねるごとに思うのです。 ステップアップして着々と大人の階段上る感じ。今年も楽しみだなぁ。